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私たちの想い

ジュエリーをお届けする想い。

こだわりの宝石を通し、お客様の人生に立ち会わさせていただく無上の喜び。

株式会社 千宝堂 代表取締役 古谷 千十朗

[ダイジェストビデオ]
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注意する最大のポイントは「お客様にご満足いただくこと」。

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美しいものを美しいと感じる心。良いものを良いものと理解し、我が身のものとして持つ満足感は、生涯、色あせることはないというのが、私のジュエリーに対する考え方です。ジュエリーは、洋服や車、家電製品のように何年か経てば消耗するものではありません。満足して、納得して、お求めいただいたお客様が、一生にわたり身に着けられる品物であり、さらには「親から子へ」そして「子から孫へ」脈々と受け継いでいくことができるジュエリーの輝きは、未来永劫、決して変わることがありません。

ジュエリーを提供するにあたり、手前ども千宝堂が最も気をつけているのは「お客様にご満足いただくこと」、この一点に尽きます。反対に、ご満足いただけないものを提供してしまった場合、お客様は、そのジュエリーを持ちながら、一生後悔し続けるでしょう。以後、絶対に私どもの店へは二度と足を運んでくださらないのも辛いですが、何よりも、そのお客様にこれ以上ない不快な想いを与えてしまうのは、ジュエリーを扱うプロとしてあってはならないこと、耐えられないことです。

提供する我々が良かれとお勧めしたものが、実はお客様の納得に繋がらないまま進んでしまったら、そのジュエリーが持つ良さを共有できないし、共鳴することもできません。だとしたら、お客様の満足には決して結び付かない。これは、販売する側として一番注意しなければいけないポイントだと、千宝堂は、考えます。

品質にこだわるからこそ、多くの人に支持される千宝堂のジュエリー。

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嬉しいのは、ジュエリーをご購入いただいたお客様から「○○の時、身につけていたら誉められたのよ」などと、多くのお客様からお話をいただいた時です。例えば仲の良い奥様同士の会食時や、何かしらのパーティー会場等で、千宝堂の宝石が非常に目立ったということは、たくさんの方々からお話を頂戴します。

私も、お客様に提供する際には、そのジュエリーのデザイン性や輝きの特性などをしっかり説明させてもらうのですが、何せ店側の言葉ですから、話半分のセールストークと認識されてしまうことも多いわけです。しかし実際に他の人から誉められることで「ああ、千宝堂の言ってたことは本当だったのか」と(笑)。そうなると、持っているジュエリーは、この上ない価値の倍増、プラスアルファの喜びに結び付きます。ですから、その話をお客様自身から嬉しそうに伝えられた時の私の気持ちもひとしお嬉しい。「やった!」と心の中でガッツポーズです。

ある程度、トップクォリティのジュエリーになると、ちょっと見るぐらいではわからないものです。しかしキャンドルライトなどの薄明かりの中では、そのポテンシャルをいかんなく発揮し、異様なぐらいに輝きます。本物のトップクォリティだからこそ、です。「一目見たところでは解らない程度の品質まで下げて、その分利益を確保して、多く販売した方がいいじゃないか。」という意見を、業界関係者から言われることもありますが、千宝堂はそうは思いません。決して譲れないこだわりとして、品質を追求する姿勢を、これからもずっと貫き続けていきます。

想い輝くエピソード1

ダイヤモンドリングに誓った、生涯変わらぬ二人の愛情。

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35年の間に、たくさんのお客様と思い出を積み重ねてきました。その中でも深く印象に残っている出来事があります。結婚を控えたカップルのお客様でした。他の店を数店まわった後、当店にご来店いただき、婚約リングをお求めくださることに。主に婚約者の男性と、たくさん話し合いを重ね、決して潤沢ではない予算の中から、精一杯「ご満足いただけるものを」との想いで、作らせていただきました。

1ヶ月後、納品の時が訪れました。完成したダイヤのリングを見て、予想以上の大きさと輝きを放つダイヤに、婚約者の女性は非常に驚いたご様子。感激の表情を見せる女性から「良いものをつくっていただいて、本当にありがとうございます」と感謝の言葉をいただいた時、「私にお礼を言う必要はありませんよ。それより一生懸命に貯めたお金でプレゼントしてくれた彼にこそ、ありがとうを言ってあげて下さい。彼のあなたに対する愛情が、ダイヤ以上に価値のあるものだと思うから」と言葉をかけました。

感極まった彼女は、彼にお礼を言いながら、大粒の涙をこぼしたのです。「今の気持ちを忘れないでね。これから二人で人生を築いていく途中には、互いにすれ違ってしまうこともあるかもしれないけれど、そんな時は、今流した涙を思い出して、愛を再確認してください」と、私は言葉を贈りました。涙を目一杯にためて「はい。このリングは一生の宝物にします」と彼女は答えてくれました。その瞬間、ダイヤモンドに愛の魂が宿ったかのようにさえ思えました。「この仕事をしていて良かった」と実感する出来事でした。

想い輝くエピソード2

大切な人の忘れ難い思い出の品として、存在する宝石の誇り。

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結婚20周年の記念にとサファイアのリングをご購入くださったご夫婦のお客様がおりました。「これまで(妻には)苦労ばかりかけてしまったから」と話してくれたのが、優しそうなご主人。そのサファイアはかなり高額な商品でしたが「やっと余裕もできたから」、とご主人が照れるように微笑んでいたのがとても印象的だったのです。奥様も本当に嬉しそうな表情で。サファイアそのものよりも、ご主人からの「愛」が心に刻まれたという喜びに満ちあふれているご様子でした。

それから約5年の年月が過ぎたある日のこと。その奥様が一人でご来店くださったのです。奥様は私どもに、ゆっくりと話してくれました。「その節は素敵なデザインの奇麗なサファイアを勧めてくださって、本当にありがとうございました。主人はあれから病気で亡くなりました。主人が亡くなってから何年か経ち、やっと悲しみも癒え、今日ようやくあの時のお礼と報告に伺うことができました。このサファイアを見るたびに、生前の主人を思い出します。そしてこのリングを着けるたび、主人が一緒にいて、私を見守ってくれている。そんな気持ちになるんです。このリングは一生の思い出が詰まった宝物であり、大切なお守りです。良いものをありがとうございました」と。

お客様がお亡くなりになられたのは悲しいことに違いありません。けれど、永遠の思い出は、奥様の心に残ります。そのお手伝いの端くれを担うことができたのかと思うと、この仕事を業とする人間としては、非常に嬉しく思います。人生の忘れ難い思い出の品として、千宝堂の宝石が存在し、お客様の心の支えの一部になっている。お客様の人生の大事な場面に立ち会わさせていただいたという意味でも、重ね重ね、嬉しくも誇らしい気持ちです。