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制作現場から

CENPO-DOジュエリーを支える卓越した技能を待つ職人たち

一本の棒状の金やプラチナから、匠の技を駆使してお洒落なジュエリーを作り上げる職人たち。

CENPO-DOのジュエリー加工は、匠の技を持つ職人が昔からの技法を用いて作成するものから、 最新鋭のコンピューターマシーンを使い、3D画像(CAD)から原型を作成するものや、鋳造(キャスト)製法、鍛造製法など、そのデザインに応じて最良の技法を用いてお作りします。

その中からいくつかの、作業工程を紹介いたします。

鋳造(キャスト) による製作工程

1.WAX製の原型作成

左画像の様なデザインは、微妙なカーブやラインの滑らかさが要求されるため、優れた技術と感性を持つ職人がWAXで原型を作成します。

①お客様のご要望をお聞きして 綿密な打ち合わせをします。
②打ち合わせを基に、デザイン画を作成します。
棒状のWAXから原型を作ります。
④棒状のWAXを製品の大きさに合わせてカット。
⑤デザイン画を基にリングの原型を削り出していきます。
⑥細部にわたり丹念に整えていきます。

下記の、「2.鋳造仕上げ工程」へお進みください

■CAD(3D)造型マシーンを使用したWAX原型作成の場合

左画像のダイヤペンダントは二通りの着け方が出来る様になっております。
このようなデザインは、サークル(輪)の部分が、周りも内側も、0.何ミリの単位で真円が要求されます。
そこでコンピューター技術をフルに活用した加工にて原型を作ります。

④3D画像を基に最新鋭の造型マシーンが デザインを忠実に読み取り、立体のWAXを作り出していきます。
オペレータの描いたCAD(図面)を元に
造型マシーンより原型樹脂(WAX)を作成。


下記の、「2.鋳造仕上げ工程」へお進みください

2.WAX製の原型作成

①完成したWAX原型。
②WAX原型を液状の石膏の中に埋没させます。その後石膏を乾燥させ固めます。
③石膏が固まった所で「炉」の中で焼き,石膏の中のWAXが 溶けて流れ出し、空洞の「雌型」が出来ます。
④火で溶かした地金(プラチナや金)を石膏(雌型)の中に流し込みます。
⑤WAX原型を液状の石膏の中に埋没させます。その後石膏を乾燥させ固めます。
⑥その後、職人の手により何工程もかけて仕上げていきます。
⑦仕上がった製品に石留専門の職人により石がセットされます。
⑧さらに丹念に最終仕上げを施します。
⑨ 完成

鍛造 による製作工程

1.WAX製の原型作成

上の画像の様なリングは、デザインの中の「ファセット」や「溝」「段差」の部分のシャープさが求められます。そこで、 鍛造.切削技法を用いて作製します。
この技法は、ヨーロッパの某一流マリッジリング専門ブランドも用いており、プラチナや金の地金に何度も「叩き」「圧縮」「絞り」などの製作工程を重ねるため地金がより硬くなります。
このようにして作られたリングは変形したりキズが付きにくいのが特徴です。 

①地金を熱して叩ことにより、「巣」ス,気泡が入らない地金になります。
②次に地金をローラーをかけて圧縮します。
③さらに何度もローラーにかけて板状にして、より締まった地金にします。
④板状に圧縮した地金を,リングサイズや厚みに合わせてワッシャー状に打ち抜きます。
⑤板状の地金
⑥リングの原型
⑦次にワッシャー状の原型を圧縮機により、すり鉢状に絞り込みます。
⑧リングを裏返し反対側からも絞ります。この「絞る」工程でさらに地金粒子の細かい、より硬いリングが出来上がります。
⑨この作業を繰り返すことによりリングの形になります。
⑩リング状になった物をダイヤモンドバイトなどを使い、削り出します。
⑪さらにデザインに忠実に、0.何ミリの単位で削り出していきます。
⑫次に「バリ」などを取り除き「溝」や「エッジ」の部分を整えます。
⑬棒状のWAXを製品の大きさに合わせてカット。出来上がったリングを、丹念に仕上げていきます。④棒状のWAXを製品の大きさに合わせてカット。
⑭最後に精度の高い厳重な検品作業を行います。
⑮お客様へ納品となります。

加工代金(税込) 

サイズ直し(仕上げ直し新品仕上を含む)¥2.200~

チェーン切れ修理(ロー付け加工)¥1.100~

パールネックレス糸替え¥2.200~

サイズ直しなどはリングの形状(巾)やサイズをUPする大きさにより異なります。この他にもジュエリーに関するご相談やお見積りなどお気軽にお尋ね下さい。

長年使用して変形してしまった指輪の修理。